青山のフォレストというフレンチレンストランで落合信彦先生と食事した時
先生が話されていた事がある。
クリスマスになるといつも思い出す事があると。
先生の留学時大学の尊敬する英文学の教授が言っていた。
教授はまた筋金入りの敬虔なクリスチャンでもあった。
「私の夢は世界中の子供がサンタクロースを信じなくなる事だ」と。
教授によるとサンタクロースというのはトルコから始まった習慣で
本来キリスト教とは全く関係ないものらしい。
その風習がまたたくまに全世界へ広まったそうだ。
クリスマスといいバレンタインデーといいコマーシャリズムに
乗せられた現実が悔しいと言われていたそうだ。
アメリカではクリスマスの夜は街はほんとにガランとしてしまう。
クリスマスイブに残業を終えて帰途についた時、街もレストランも
デパートもスーパーだ-れもいない。
皆早く帰り家族と家で過ごすのだ。
日本では逆にクリスマスは家で過ごすのではなくレストランやホテルで過ごす
恋人達のイベントとなってしまっている。
教会などに縁もゆかりも無い連中がクリスマス、クリスマスと口にするのだ。
金の無い社会人や学生がローンを組んで彼女に高額なプレゼントしたり
小学生の子供にブランドバックをプレゼントする親がいる現実はどうか
している。
皆は12月24日の夜にキリストが生まれたと思っているが、
聖書の研究によるとキリストの生誕は12月中旬から1月中旬までの
いずれかの日としか分かっていなのだ。
まして生誕の場所など分かるはずもない。
クリスマスを敬虔な気持ちで祝いたいのなら一流フレンチと
高級ホテルに宿泊するのではなくぜひ24日のミサや礼拝に
出かけてほしい。
まあ、俺はこの年末の納期に向けてそれどころじゃないけど。
なんで年末にクリスマスがあるんだよ。
手前の屋根がリバーカフェというレストランなんだ。川べりの夜景が息を飲むほど美しい
フランクシナトラがいつもいた