ブロードウェイは大きくミュージカル(劇と踊り)とストレートプレイ(ただの劇)と
オフブロードウェイに大きく分かれる。
ミュージカルは最近だと「アイーダ」「美女と野獣」「キャバレー」「シカゴ」「42ndストリート」など
ストレートプレイだと「レミゼラブル」「熱いトタン屋根の猫」「ミスサイゴン」「オペラ座の怪人」
英語力がないと面白くない
オフ・ブロードウェイは「ストンプ」「ブルーマングループ」「フェーム」かな。
俺が大好きなのは「リトル・ショップ・オブ・ホラーズ」なんだ。最高!
一階席はオーケストラ(Orchestra)、二階席はメザニーン(Mezzanine)と呼ばれるんだ。Mezzanineは前と後に分かれていて、前部をFront Mezzanine、後部をRear Mezzanineというんだ。
多くの場合、Orchestraは3つのブロックに分けられているし、
Mezzanineは3から5つのブロックに分かれている。
三階にバルコニー(Balcony)が設けられている劇場もある。
また、前方(舞台袖の近く上手下手側)にはBox席がある。
Boxからだと舞台を斜めに観ることになり、袖のカーテンや壁で視界がさえぎられる。
このように視界の悪い席をPartial View (もしくはRestricted View)といい、値段は安いんだ。
Boxはかなり前方に位置しているため、演者の表情がよく見える。
俺が「美女と野獣」を見た時は野獣の目の動きまで見えた。
席番号は、センターブロックの下手(左)側から上手(右)に向かっていきなり101番から振られている(Orchestraの場合)。
右サイドブロックは、舞台中央側から上手に向かって偶数番号が、左サイドブロックは、中央から下手に向かって奇数番号が振られている。
よく日本人がティケットを二人分買ってよくみると続き番号じゃないので隣で一緒に見れないじゃないかとパニックを起こす人がよくいる。
俺も最初あせったなあ。
ミュージカルでも特に好きなのは踊り一辺倒の物だ。
一番好きなのは「42ndストリート」だ。もう何回観たか知れない。
「シカゴ」「キャバレー」も見事だ。「コーラスライン」は日本では有名だが
いいのは最後だけ。かなりつまらない。
いつか夢みているのは「グリース」を観ること。直近ではリンダブレア主演で上演していたが
さあプロジェクト終わった-行くぞーって時には終わってた。
何度狙っても狙っても見る事ができない。もう25年来の夢なんだ。
劇を録音したCDは擦り切れるほど聞いたのに。
曲も全て覚えている。いつの日か夢が叶いますように。
当日の券を安く買うにはタイムズスクエアの「ティケッツ」という販売所に行列して並ぶ。
大体半額だ。マチネー(昼間公演)ならもっと買い得だ。
どんな服装でも大丈夫だけれども舞台初日のグランドオープン「こけら落とし」は
圧巻だ。リムジンが次々乗りつけ観客は全員タキシードにイブニングドレスだ。
劇場周辺のカフェやレストランのウェイターやウェイトレスは未来のスターを夢見て
下積みをしている連中だ。
毎日どこかでオーディションをやっている。主演級でもオーディションは受ける事になっている。これが世襲で守られている閉鎖的な歌舞伎の世界とは大違いだ。
日本で劇団四季のニセモノを観るのではなく、
ぜひとも「ホンモノ」をここニューヨークで観てほしい。
劇が終わって外に出た時の気分のよさは最高だぜ。