石田純一と長谷川理恵との破局報道されてる。
かつて石田純一が俺と同じ業界の国際電話サービスを
スタートすると言う事で大々的にマスコミに発表した事があった。
俺がこの事業を始めて3年くらい後だった。
当時も売れてるとは言いがたいタレントではあったが昔取った杵柄で
知名度はまだまだあった。石田純一がビジネスを始めるというので
多くのマスコミがむらがった。
3年後には年商50億円を目指すと言っていた。
料金レートの説明とシステムが表で行われてKDDとの比較表がテレビに映った。
これを見てすぐ分かった。
石田純一は俺が通っているスポーツクラブのメンバーでよく
長谷川理恵ともトレーニングに通っていた。
トレッドミルというランニングマシンで長谷川理恵は1時間でも走り続けるが石田純一はいつも5分位でやめてしまうんだ。
でも彼の声はなぜかいつもでかくて態度や行動がどうも「俺はタレント」
って感じが抜けないのだ。
ここのメンバーにはたとえ芸能人や著名人を見かけても誰も
意識はしやしない。
俺がトレーニング後、サウナに入っている時、石田純一が入って来たので
「こんど新しく国際電話サービス始められたそうですね。」と話始めた。
ここで彼は愛想はいいのでいかに画期的で閉鎖的な国際電話市場を
破壊する素晴らしいビジネスかを俺に話し始めた。
彼は何もかも全て自分で立ち上げたみたいな発言をマスコミでも
俺にも今しているが同業者の俺が聞けばホンモノかすぐに見抜ける。
話して分かるのだが根本的にシステムや技術やマーケットに関する
知識がないのだ。
これでは女の子は口説けても同業者はだませない。
彼が熱く語ろうとすればするほど人間の軽さが見えてくるから
不思議だ。
そして言える事はとてもキザなのだ。
同業者S社のOEM(名前だけ自分でつけて
中身のシステムは全て実は他社のもの)だっていう事が分かった。
それもレート設定まで同額で行っていると言うことは
このOEM元が石田純一の知名度とマスコミ収集力を利用してるんだ
というのがピンときた。
このOEM元の賢さと利用されてるのが分からない石田純一が少し可愛そうになったのを覚えている。
そのOEM元も実はアメリカ系大元の日本代理店に過ぎないのだ。
さらにその大元はたいした機能は持ってはいない。
俺やヒロさんが死に物狂いでひとつひとつ問題を解決しているのに
芸能人がサイドビジネスでやろうとするのがなめている。
ある深夜、西麻布の交差点で俺が青で通過しようとしたら
なんと横断歩道を信号を無視して俺の目前を男が女性の手を引いて
強引に渡ろうとするではないか。俺は急ブレーキを踏んだ。
よく見ると石田純一と長谷川理恵ではないか。
こいつ頭おかしいのではないかと思った事があった。
石田純一は長谷川理恵以外の違う綺麗な女性を連れて歩いて
いるのをパークハイアットホテルのレストランでも見かけた。
軽く会釈したが気まずそうだったな。
しかし彼はその後、テレビ朝日のニュースキャスターを務めたりしたが
低視聴率のため、すぐに降ろされてしまった。
見かけるのはゴルフ大会やクラシックカーイベントだけだった。
やがてしょうがないプレイボーイとしてサンマや紳助たちの
格好の突っ込まれバラエティータレントとして売れていく。
女性にはすこぶる人気が依然あるが俺達かたみるとどうもライトな
感じがしてしょうがない。
すごく女性にもてたとしてもこんな男にはやっぱりなりたくないなって
思ったし同業者と思われるのもいやだった。