先週の日曜日、俺の弟分の10歳下の従兄弟一郎が結婚した。
俺は結婚式での「誓いの言葉」が実は好きでたまらない。
「新郎(新婦)となる私は、
新婦(新郎)となるあなたを妻(夫)とし、
良いときも悪いときも、
富めるときも貧しきときも、
病めるときも健やかなるときも、
死がふたりを別つまで、
愛し続けることをここに誓います」
日本語ではこの訳が一番好きなんだ。
特に「死がふたりを別つまで」ってところが心をうつんだ。
でもこの素晴らしい日本語を使ってくれる教会はなかなかない。
大体、「死んでしまうまで」とか「健康の時も病気の時も」とか
「お金持ちの時も貧乏の時も」なんて日本語だとがっかりさ。
英語は実にしっくりくる。
聖書に出てくる英語「thee」 って単語知ってるかい。
thee(ズィー)は古典英語で「汝」の事でyouのこと。
聖書以外にもシェークスピアの戯曲などでも見かける。
大きな声で「thee!」ズィー!ってよく叫んでいるんだ。
現代の話言葉では使われる事はないが、
の結婚式の誓いの言葉にもtheeがよく出てくる。
何度かニューヨークでも結婚式に出席した。
アメリカでは結婚式の費用と披露宴パーティーは
全て花嫁側の家がもつのが慣わしだ。
花婿側が新居とハネムーン代をもつんだ。
しかしあちらの結婚式は実に絵になる。
マンハッタンの教会から花婿と花嫁が登場する時、
道路を通行している見知らぬ車と言う車が一斉にホーンを
鳴らして祝福するのだ。
そのホーンの大合唱が摩天楼に響き渡る様は感動で涙だぜ。
I, (Bride/Groom), take (you/thee) (Groom/Bride), to be
my (wife/husband), to have and to hold
from this day forward, for better or for worse,
for richer, for poorer, in sickness and in health,
to love and to cherish、 and I promise
to be faithful to you until death parts us.
やっぱり神前結婚式よりは教会の結婚式がいいよな。
そして誓いの言葉が済んだ後、花婿が花嫁にキスをするシーンでは
花嫁の父親は顔を横にそむけて見ないようにしていた。
父親の可愛い娘を奪われたという心理、分かるなー。
皆さん、感動する素敵な結婚式をしてな。