ニューイヤーのカウントダウンはタイムズスクエアにニューヨーカーは
お出ましだ。NY在住の初心者の頃は余裕見たつもりで午後10時頃行っても
もう午後6時くらいから立ち入り制限開始で42ストリートと5番街からバリケードに
遮られタイムズスクエアの片鱗さえ覗く事はできない。
それでも遮られたそのあたりにまた群集が発生し大いに盛り上がる。
慣れてくるともう午後5時から場所取りだ。近所のピザハットやケンタや
マックの店員がデリバリーを販売をしている。広告代理店は企業の
宣伝ロゴが入った三角帽子や使い捨てカメラやクラッカーを配り
マスコミへの露出を狙う。
新年の瞬間空が見えなくなるほどの紙吹雪が覆う。雪の真っ白な
スクリーンに入った錯覚に陥る。
この紙吹雪は年に数回のパレードでも撒かれるもの。
これらの紙吹雪は実はマンハッタンのサウスウェストにある印刷工場の
廃棄処分された印刷物の紙を寸断したものなんだ。
花火が打ちあがるマンハッタン上空を飛びかうヘリコプターはニューイヤーの様子を
伝えるマスコミのものでなくNYPD(ニューヨーク警察)のものもかなりある。
なぜか?
新年を迎えた瞬間に銃を空に向けて発泡する輩が必ず毎年いるからなんだ。
特にサウスブロンクスやハーレムではあちこちで撃ちまくる。
もちろん違法。そして落下してきた銃弾で子供が腕に大怪我をしてから
取り締まりは厳しくなった。
上空から一瞬のガンファイアを確認したら場所をコンピューターでプロットし
地上のパトカーが駆けつけ逮捕するのだ。
新年の瞬間、隣にいる女性にキスできるという習慣があると言う。
だから皆その瞬間は目をつけたお気に入りの女性の隣に陣取るんだ。
何も知らない日本人の女性はだいたいこの餌食になる。
1月1日は朝まで騒ぎ一日中昼寝て翌日2日から変わりなく仕事開始。
正月気分の一切無いNYは少し味気なくて初めての新年は驚くぜ。