オスカーピータソンのコンサートへ先日行って来たんだ。
いつもはNYのブルーノートか日本のブルーノートでしか聞けないと思っていた。
ステージ裾からピアノまでたどりつくのさえ危ないくらい年を召している。
お辞儀もピアノにてをつかないとできない。
しかし一旦ピアノ演奏が始まると「鍵盤の皇帝」と呼ばれているのがうなずける。
神の演奏なのだ。
アート・テイタムハーモニー概念とテクニックを学び、
ナット・キング・コールからタイム感覚を、
ハーモニーの動きをつなぎ長いラインを美しく表現する方法はテディ・ウィルソンから学んだという天才ジャズピアニストだ。
40年代に天才の名と共にデビュー、あらゆるピアニストに影響を与え、生きる伝説/歴史の伝道師として今なお珠玉のピアノは健在だ。
いつもこれが最後のコンサートといわれながら神の演奏を聞かせてくれる。
今オフィスで仕事の合間に彼のCDを聞いてこれを書いている。
静かなマンハッタンの秋の夜に似合うぜ。
ウォータム・イン・ニューヨークに乾杯。
ソロ