新潟県中越地震による長岡市妙見町の土砂崩れ事故で、
土砂に巻き込まれた皆川さん母子3人の事故について
土砂の中から車の一部が発見された日、発見されたのが夕暮れ近かったので
二次災害の恐れがあるため救出作業を一旦中断して翌朝まで何もしなかった。
1985年8月御巣鷹山での日航機墜落事故の時でも山の斜面に墜落炎上しているのを
米軍の軍用機が発見しすぐに救助のヘリを向かわせると言って来た時、
日本側はそれを断ったいきさつがあるんだ。
さらに発見した時間が夜間だった事もあり救助活動は翌朝まで何もされる事は
なかった。
今回の件にしても85年の時も救助隊は生存者はいないと勝手に判断しているのでは
ないだろうか。どうせ全員死亡しているのに危険をおかしてまで作業をする事もないだろうって判断が働いたのはみえみえだった。
もし車が土砂の中から一部が見えた時に子供のうめき声や母親の助けを求める
声が聞こえていたも、「今日はもう暗くなってきたので今日は一旦帰ります。
明日朝一番で掘り返して救出しますのでそれまで頑張ってくださいね」
って言うだろうか?事実二晩めはライトをつけて徹夜で作業を続けているではないか。
おかしくないか。なぜマスコミはそういう疑問を持たないのだろう。
85年の御巣鷹山では墜落直後にはかなりの生存者がいた。飛行機の残骸の下敷きに
なりながらお互いを励ましあっていたらしい。しかし一人死に二人死に遂にはたった
二人しか生存できなかった。
米軍の軍隊は夜間のヘリコプターのホバーリング(空中停止)技術もあるし
レスキューの夜間救出作業もおてのものだ。
戦場で今は夜間ですので明日朝また来ますなんて事だれも言わない。
お上の判断は全てがそうだ。95年の阪神淡路大震災の時に生き埋めになっている
人を嗅ぎ出し発見する救助犬を派遣すると言ってくれた時、政府は
その救助犬の検疫検査をする必要があるので税関で10日検査を受けてくれって
回答したんだ。
信じられないアホだろう。これがお上の考え方なんだ。
85年あの時、米軍の救助要請を受け入れてさえいれば多くの人命が助かったと思うと
とても辛い。
もし自分と家族がこんな災難にあったとき、俺は喜んで命をなくしてでも愛する家族を
守りたい。またそうやって生涯を終えたい。
母子がかわいそうで、そして悔しくてならない。